会社員、卒業してみた。

WEBメディアで働いてます。派遣社員です。好きな仕事をして幸せに、いい意味でラクに生きるためのティップスやコラム、読んだ本についてつづっています。夢はエッセイスト&コラムニスト。

モノでも体験でもなく「わたし」を売る時代

 ■モノも体験もあふれている日本

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 少し前から「もう日本にはすでにモノがあふれているから、これからは体験を提供する時代だ」だとか、かんとか、こういう話をテレビや仕事中に聞くようになった。

確かにその通りなのだが、それでも”体験”も、それを見つける情報やメディアですらもうすでにあふれている感がある……と思うのはわたしだけだろうか。

ゲームにアートなどのエンタメ、さまざまな旅行ツアー、フェスなどのイベントも増えていると思うし、次々に現れる習い事やエクササイズ(ヨガ、ピラティスホットヨガ、暗闇ヨガとかヨガだけで続々!)などのお稽古ごと、繁華街では各国の料理店がひしめいているし、特別にお金もちじゃなくても、実にいろいろな経験ができる日本。

もちろん、”体験”は、モノよりは一度買ったら必要がなくなる確率は低いのだが、それでも、カラダは1つだし、ハッキリ言ってどれも似たりよったり、という分野も多い。新しいことや珍しいものを提供してお金を儲けるというのがだんだん難しくなっている気がする。情報や入ってくるモノコトが多いぶん、消費者の熱がさめるのも早いし、ライバルにはすぐに真似をされる。

■これからは、モノでも体験でもなく「自分」を売る時代

では、お金をもらうにはどんなコトを売ればいいんだろう?と考えてみると、これからは「わたしという人間力」を売っていくしかないのではないかと思う。人間力とは、個性、心(意見とか真心)、そして、ストーリー(体験談など)があると尚ベスト、といったところだろうか。

たとえば、サービス業に例えるとわかりやすい。

百貨店のワンフロアを占めるコスメブランド。わたしのようなものは、はっきりいってどこも同じではないのか?と思ってしまう。どのブランドも素敵なリップもチークも、アイシャドウもそろっている。そんなときに、購買意欲を掻き立てるのに、一役買うのが、やっぱり人。

例えば、リップが欲しくて、でもどのブランドがいいかなー?って思って、見て回っている最中に、

自分に似合うすてきなお化粧をしていて、コスメに対して愛があって、おしつけがましくなくて、偉そうにしないでコスメについて教えてくれて、似合いそうな色を提案してくれて、さらにはこんな内向的なわたしとも楽しくおしゃべりできる店員さんに出会ったら、わたしは即買いする。

でも、このような店員さんには、おそらく、ほとんど出会わない。

出会わないしこのような店員になるには簡単じゃない。でも、良いモノもすてきな体験の場もあふれている今、たぶん、モノコトを売ろうとするのではなく、こんな店員になって自分を売ったほうが、モノコトが売れるのではないかと思うのだ。でもたぶん、どうやって売りつけようか?ということばかり考えていたって、このような理想の美容部員にはなれない。まずは、仕事がすきでコスメがすきな人が大前提じゃないだろうか。

モノを人間力で売っているわかりやすい例が「ジャパネットたかた」だろう。個性もあって、話術かもしれないけど「心」がある感じがするし、社長みずからが表に出て販売する、というストーリー性も楽しい。

そしてモノを売る以外に1番わかりやすくやっているのが、芸能人とか、もう少し身近なところでは、ブロガー。モノや体験はあっというまに真似されたり、類似のものがあふれてしまうが、ひとりの人間を真似できる人はいないのだから。たぶんこういう人たちは、意識や無意識関係なく、自分の個性と心(意見や思い)とストーリー(体験)を上手に出すことが人気やお金のためには不可欠だと知っているはずだ。

芸能界は芸能人は演技力や歌唱力をはじめ「芸」やタフさが必要になるけど、ブロガーなんてほぼ「自分の個性と心(意見や思い)とストーリー(体験)」だけで食べているといえるかもしれない。

 

■偉そうに書いたけど今のわたしは?

さて、わたしがなぜ「すごいイイこと思いついた!」と興奮気味にこんなことを書いているかというと、それは、わたしが現状、個性も心も、そして、わたしのストーリーもほとんど発揮していなくて「人間力」でお金を稼げていないからである。残念なことに。そして、だからわたしはお金や理想とする仕事がついてこないんだということに、このブログを始めたことで気づくことができたのだ。気づくというか、腑に落ちたという表現のほうがしっくりくる。

■「 自分を売る」とは?

前回、「このブログについて」という記事で、

自分のこれまでを語った。自分のことを語るのはあまり得意ではないわたしが、今までの記事の中で、1番自分をさらけ出した記事だった。ところが、勇気を出してやってみると、書きたいことがスラスラ出てきて、書いていて気持ちがよかった。公開した後も、なんだか気分がスッキリ。しかも、約半月後、ブログをはじめて初「ブログを読ませてもらっています」という言葉とともに読者の方からコメントをいただいたのだ。こういうことなんだなぁ。と腑に落ちた気がした。

モノも体験もあふれているように、メディアやブログ、ライターやブロガー、媒体も書き手もインターネット上だけでも文章は溢れに溢れている。そんななかで、そりゃ猫をかぶって当たり障りのないことばかり書いてたって、物書きとして人もお金も仕事も集まってくるわけがないのだ。

そして、自分を売るということがどういうことかも、少しわかった気がする。自分を売るって、なんかすごいことのような気がするんだけど、要は「リラックスして本音を語る」ことなんだと思った。書く仕事だけじゃなくてどんな仕事でもそうだと思う。

さきほどコスメ店員を例に出した件で、

どうやって売りつけようか?ということばかり考えていたって、このような理想の美容部員にはなれない。たぶん、仕事がすきでコスメがすきな人が大前提じゃないだろうか。

と書いたけど、好きじゃない仕事では本音を語れないし、嫌々やっていたらリラックスできないものだ。「リラックスして本音を語る」ために、仕事が好きなことは大切だ。もちろん、ときには嫌なことや失敗だってあるだどうけど基本は「リラックスして本音を語る」で。今日から、これでいきます。