会社員、卒業してみた。

WEBメディアで働いてます。派遣社員です。好きな仕事をして幸せに、いい意味でラクに生きるためのティップスやコラム、読んだ本についてつづっています。夢はエッセイスト&コラムニスト。

ジョン・グレイ博士の名言多数の恋愛本を読んで、男性不信な自分に気づいた

今日は珍しく恋愛ネタです。つい最近、彼氏とケンカをして、いったんは仲直りをしたものの、なんとなくモヤモヤが続いていたときに手をとった一冊が『ベストフレンド ベストカップル』。アメリカの心理学者であり、作家であるジョン・グレイ氏の著書だ。

■恋愛に悩める人のための一冊

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読み終わった感想を一言で表現するならばこれは、”パートナーシップに関するバイブル”。「法律で結婚したカップルの必読書にするべきでは⁉」とか「いや結婚するときじゃ遅いか?高校の教科書に載せたらどうだろう?」(なんの科目の教科書かは不明……)なんて思ったほど、みるみるうちにモヤモヤが晴れる本だった。

この本では、男と女は、自分と同じだという目でお互いをみているのがそもそも間違いなのだといい、男心と女心の違いと、彼女や彼氏への接し方、カップルのあり方などが書かれている。

■「女性は自分の感情に対して敏感」とジョン・グレイ博士

それにしても読みながら1番驚いたのは、ジョンはわたしを観察していたのか?と思うほど、これはわたしのことだ!とドンピシャな女性の態度や考え方や心模様が描かれていたことだ。(と、同時に自分が未熟なのか?と思っていたことが、女性が経験する典型的なものだったようで、ちょっと安心した)さらに、ときには、こんな可愛げのない態度をとる裏ににはこんな心理があったのか!と自分でも意味がわからずイライラしていたワケや自分で気が付いていない心のうまで、この本で解明されていた。

例えば、

 

「女性は自分が無視されていると、ささいな言葉にも敏感に反応してしまうのだ」P.31より


という箇所。

ちょっとイラっとしたことを話してすぐにその話題を終わりにするつもりだったのに、彼と話をしているうちに、ちょっとずつ怒りが大きくなって、口論になるということがあり、こんなに怒りを感じるつもりはなかったのに、なぜだろう?ということが今までに何度かあったのだが、この一文でその理由がわかった。わたしは、自分の感情を無視されていると感じていたのだ。

男性は自分の行動に対して敏感

よく、女性は共感がほしい生き物であり、男性は結論がほしい生き物であるといわれており、これは今では多くの人に知られている「男女の違いあるある」ではないだろうか。まったくその通りだと思う。ただし、グレイ博士は、根本的には同じなのかもしれないが、本書では「女性は自分の感情に対して敏感であり、男性は自分の行動に対して敏感になる」ということを繰り返し述べていて、わたしはこちらのほうが適切で納得がいくと思った。

例えば男性は、自分の行動=自分、という認識らしく、

「誰かが彼を正したりコントロールしようとしたりすれば、それは彼自身が間違っているとかおかしいと言われたも同然なのだ。」P.102より

とのこと。そんな男女の「弱さ」が、こんな次のようなケンカを生み出す。

女性:「ひさしぶりのデートだったのに、こんなに遅くなるなんて、オフィスに電話してももういないっていうし、どこで何してたの?」

男性:この発言に、行動を批判されたと思ってイライラ

男性:「同僚の車が調子悪くて……一緒にみてたんだよ。仕方ないじゃん。理由があるんだし1時間くらいの遅刻でそんなに怒るなよ」

女性:このセリフに感情を批判されたと思ってイライラ

結果、ケンカに発展。男女のケンカのはじまりは、このように「女性が男性の行動を指摘→男性がイライラしている女性のその感情を指摘」と、ほとんど100%このパターン(もしくは順序が逆のパターン)じゃないだろうか。批判しているつもりはなくてもお互いに敏感なところをつかれて不満が高まるのだ。

■彼が言い返すのは女性への愛があるからこそ、なのかも

そんなふうに、男女ががケンカをする流れが紐解けてくると、男性が自分の行動を弁解をするのは女性を愛しているが故に一生懸命になっていることが往々にしてあるのだということに気が付いた。ただし、男性が一生懸命弁解すればするほど、女性は自分の感情がおかしいと批判されているように感じたり、自分の感情を無視されているように感じたりしてしまい、そうなると女性も、そもそもあなたが間違った行動するせいでわたしは、こんなに怒っているのだ、と自己弁護&相手批判がはじまってしまう、というカラクリなのであった。

わたしの個人的に話に戻るが、彼氏ととケンカをしていると、彼はよくわたしが言ったことに対して「そうじゃない」という言葉を使っている。この言葉にわたしもイラっという反応をしてわけだが、この本を読んだら、彼なりに「あなたを傷つけるつもりはない」ということを伝えたいときの言葉なんだということがわかったのだった。そして、ああ、彼はわたしの味方なんだな、「そうじゃない」という言葉は、わたしを愛しているが故なのだと思えた。

 

■男性恐怖症が気があるということに気がついた

もう1つ、わたしの恋愛観を変えたといっても過言ではないのが「信頼感があれば『それはおかしい』と言えるはず」という章。なんでも男性にとっては「女性から信頼される」ということはとても重要な欲求の1つなのだそう。そして、この章の中にこんなフレーズがあった。

 女性は、パートナーが本当は関心をもってくれていないのではないかという恐れから、感情を表に出さないことがよくある。心の表面では相手をかばうような口実を考えて気持ちを伝えないことを正当化するが、内心では彼が自分の気持ちに思いやりをこめて応えてくれるくれるかどうか疑っているのだ。そして結局、拒絶されるのを避けるため、自分の欲求を否定してしまう。

 これは実際には、彼と自分の間に壁を築いてしまっている。

P.173より

 

この箇所を読んで、思いあたるフシがあり、わたしは動揺した。彼から「もっと言いたいことをいっていいよ」と何度か言われていたし、この文にあるように、たまについ本音を隠してしまうことがあった。

そしてこの本をきっかけに、彼を、というか男性を心から信頼できていないからだと気づいたのだ。そのわけは過去の恋愛とか家庭環境とかほかにも思いあたるコトがあって、ああアタシってだいぶ傷ついていたのね、と自覚。

わたしは、心理学の本などを読むことも多くそれらによると、無意識ほど怖くやっかいなものはなく、その無意識の思い込みや傷に気がつくだけで、心の傷はほとんど癒えることパターンが結構ある。今回は、やや男性恐怖症気味であった自分に気づくことができて認めることができて(大泣きしました……)、それによってだいぶ「男性を信頼できない」気持ちが成仏されたようだった。

■下手なセラピーより有効なおすすめの一冊

するとますます、彼氏はわたしの味方なんだ!と腑に落ちて、すごく心が穏やかになった。もともと悪いわけではなかったけど、彼との関係にもある変化があったり、嫌悪感を感じていたあるものに対してなんとも思わなくなったり(←この辺はくわしく書くとキリががないので割愛)と、こんなに多くの変化のきっかけとなった本も珍しい。しかも自己評価がたかまったようで彼といるとき以外でも心がめちゃくちゃ軽くなったと感じている。

ジョン博士よ、ありがとう。巷には恋愛系の自己啓発本があふれているが、やはり心理学者が書いた本だけあって、それらと一線、どころか二線も三選も画しているといえる一冊。自分の場合はたぶん下手なセラピーより有効だった気がする。

「恋愛への関心ゼロ」という人以外、読んで損はない本であり、パートナーとケンカが多いとか恋愛関係についてでよくモヤモヤするなんて人には強くおすすめしたい本だ。