会社員、卒業してみた。

WEBメディア編集者をやめて今はライターやってます。ときどきライターや二ート。好きな仕事をして幸せに、いい意味でラクに生きるためのティップスやコラム、読んだ本についてなどをつづっているものの、最近は雑記ブログ化しつつある。

いつからあるの?満員電車のはじまりと原因

●満員電車の原因は?

f:id:gerdamonroe:20171226160328j:plain

 前に満員電車が耐えられないということをブログに書いたのだが、そのときから満員電車っていつから始まったんだろう?と疑問に思っていた。

 

www.book-diary.com

インターネットで調べてみたのだが、満員電車の原因やなぜなくならないかということについて書いてある記事はあるのだが、いつからどのようなことがきっかけで満員電車がはじまったのか「満員電車の歴史」については答えをみつけられなかった。 インターネットなどで調べてみたところ、満員電車の主な原因は、

・日本では多くの会社の就業時間が同じため

・首都圏の人口の多さ

・輸送力をあげるための設備投資ができていない  

などといわれている。が、私は、もっと根本的な原因と満員電車がはじまることになった発端が知りたい。いろいろ調べてみたところ、自分なりの答えが出た。

●満員電車のはじまりと歴史

まず、満員電車のはじまり、について。 交通コンサルタント阿部等さんの著書『満員電車がなくなる日』によれば、満員電車は、1910年代からはじまっているようで、程度の差はあれど、ほぼ100年前から存在しているのだった。

ちなみに、日本で初めて鉄道が通ったのは、1872年に品川ー横浜間の仮開業。さらに1895年に京都路面電車するものの、東京での一般向けの鉄道開業は1903年の新橋ー品川間となる。 その後は、1927年に地下鉄上野ー浅草間開業、続いて東海道線の横浜まで開通や私鉄が次々に建設され、1935年頃には、路面電車と地下鉄網を含め鉄道網はかなり発達し、一般に普及していた。

と、いうことは?満員電車っていつからあるんだろう?と思っていたのだが、実は、「鉄道のはじまり=満員電車」のはじまりといっても過言ではないことが判明。満員電車撲滅のための手がかりをもとめていただけにちょっとがっくりだ。

●よくいわれる満員電車の原因

次に満員電車の発端について調べてみた。 その根本的な原因は、やはり、首都圏の人口が多すぎることだろう。

ところが、首都圏や栃木や茨城などの東京通勤圏の人口は3000万人ともいわれており、具体的にその数字を目にすると、ってことは日本の人口の約4分の1なわけだ!と結構な衝撃を受ける。

ちなみに世界のどんなに大きな都市でもだいたい1000万人規模らしく、日本の東京圏の人口の多さは群を抜いている。この数字を改めて見てみると、もはや満員電車にならないほうがおかしい規模といえる。

とはいっても、これを満員電車の原因と一言で片づけてしまっていいものか。なんか腑に落ちない。 そもそもなんでこんなにみんな東京ばかりに会社が集まり、首都圏に人口が爆発することになってしまったのだろうか。

●満員電車は経済成長を追い求めたことが発端

近代、日本では人口が増え続けていたが、中でも首都圏の増加は特に顕著だ。はっきりいって異常。

なぜこんなにも増えのかといえば、明治維新後、江戸を東京と改め、日本の首都とし、近代国家を目指し農業国から工業国へ転換をはかったことがきっかけなのだった。

電力やガスや鉄道の発達も重なって、工業生産が可能になり、豊かな近代国家を目指して工場がたくさんつくられた。 すると、地方や農村にいる人たちが稼げる仕事を求めて東京にやってくる。

そして住宅や鉄道がますます開発が進み、さらに人がやってきたのだ。そのうち高層ビルもバンバン建ち並ぶ。しまいには、海を埋め立てたりして工場を建てたりしてたんだから、なんだからあきれてしまうなぁ、と思った。もれなく公害問題まで勃発。こんな風に自然の摂理に逆らうようなことをし、労働力を集めた結果、ありえない人口爆発が起こったのだ。(ちなみに、日本の人口が減っているときでも首都圏だけ増え続けている)

つまり、満員電車は急速な経済成長を追い求めたことの弊害の1つだったんだね。

ちなみに、農村や地方からわざわざ出てくるのは、子どもの数も多く、仕事はほとんどが農作業で、人口に対して仕事が足りてなかったからということらしい。

 

●日本は人が生活できる場所がめちゃくちゃ少ない!

いろいろ調べてみると、そもそも、満員電車云々以前に、どう考えても日本及び首都圏の人口が多すぎると思った。

日本の人口は江戸時代まで3000万人程度だったのが、たったの200年の間に4倍。

さらに、日本は国土面積が広くないうえに、森林地帯が約3分の2を占めており、居住可能な面積に対する人口密度ははっきりいって異常。それも首都圏に労働市場が密集した一因なのかなと思った。 どんだけすごいかがわかるこんなデータも。

可住面積あたりの人口密度(km)

日本 1231

フランス 302

イギリス 154

ドイツ 343

アメリカ 62

三度の飯より統計データ」 より引用

 

1kmに1200人以上って……。他国に比べ、桁が1つ多いもんね。

また、「地理はじめました」によると可住面積あたりの人口密度の高さは世界で10位……。

●満員電車のその他の原因

ちなみに、以下の2つも満員電車の原因といわれている。

・鉄道会社の運賃抑制

日本の鉄道の運賃は、公共性が高いとの理由から他国の鉄道運賃や高速道路の代金などと比べて、安くいらしい。運賃を上げられないために、満員電車解決のための資金が集まらず設備投資ができないという説も。 これは一理あるのかもしれないが、根本的な原因ではないかなと個人的には思った。

・日本では多くの会社の就業時間が同じかつ時間厳守するから  

始業時間が同じで、日本人は時間を守る国民性のためという理由をネット上で目にするし、わたしも一因なのかなと思っていたんだけど、これ、根本的な原因ではない気がする。

他国でだって日本のように皆が9時前きっかりに出社ということはないにしても、一応始業時間は決まっているわけで。日本だって9時始業といったって、通勤所用時間はそれぞれ異なるわけだし。どちらかというと後付けの理由だろうと個人的には思う。

また満員電車は何も日本だけというわけない。そして、満員電車がある国は、やはり比較的人口密度が高い国なのだ。ちなみに、調べてみたところ、マレーシア、バングラデッシュ、スリランカなどで見られるようだ。

やはり始業時間より人口密度の問題だと思う。 フレックスタイムや在宅ワークをもっと普及させるべしといういう意見をよく聞くが、これは満員電車の解消というより、単に時間差出勤できる人が満員電車を回避するのに有効なだけじゃないだろうか。全社フレックス導入すべし!なんて法律ができない限りは……。

●満員電車は当分解消しない

つまり正直なところ、圧倒的な人口の数の元では、これらを原因として対策をとるのは、満員電車の解消というより、回避術にとどまる気がする。

少子化少子化いってるけど、逆に今より人口が増え続けるほうが恐ろしいじゃないか。本当はどうにか地方に人が集まったり、とどまるのがいいんだろうし、最近、地方創生という言葉がでてきてはいるけど、ここまできてしまうと、地方創生も実現するのは容易なことではない。

鉄道会社もいろいろ対策をとっていたり、人口も減少し続けており、ピーク時よりは、混雑率は軽減しているらしいが、正直、へ?これで?って感じで、日本ではしらばらく満員電車の解消は無理だろうなぁと思った。フレックス勤務とか在宅勤務できる職場を探すか、引っ越すなど満員電車を避けるほうが断然早い。